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Mr.Children 1曲3ポイント解説 / #001 DANCING SHOES

投稿日:2021年1月25日 更新日:

【概要】

  • Mr.Children20枚目のアルバム「SOUNDTRACKS」1曲目に収録。
  • 上記アルバム初回限定盤同封のBlu-ray/DVDにMV収録。

 

 

DANCING SHOESのここがスゴイ!!

①ミスチルを聴く全ての層を納得させる楽曲

「SOUNDTRACKS」一曲目にふさわしい曲調

世相を痛烈に批判するもとても前向きな歌詞

 

①ミスチルを聴く全ての層を納得させる楽曲

前作アルバム「重力と呼吸」から2年2ヶ月振りとなる今作「SOUNDTRACKS」。

Mr.Childrenファンはこの時を今か今かと待ち望んでいました。

そんな耳の肥えているファンの方々(特に2ちゃんねるの住民の方々)は、

  • ダークな前奏
  • これでもかとストリングスを全面に出しながらもしっかりと曲を支えるバンドサウンド
  • 世相を痛烈に皮肉たっぷりに表現しつつ前向きな気持ちにさせる歌詞

に見事にノックアウトされました・・・!

上記はDANCING SHOESの特徴ですが、特にMr.Childrenの楽曲を聴き込んでいる方ほど、この曲がより魅力的に感じたのではないでしょうか!?

そして、それほどMr.Childrenをあまり知らず、

「ラブソングいいよね!ダーリンダーリンのやつ!」

とか

「問題提起とか自問自答よくしてない?もう一回もう一回のやつ」

とか

そんなイメージを持つリスナー層にも、

「あれ?ミスチルなんかイメージ違う!カッコいいじゃん!」

と思わせてしまいます。

 

②「SOUNDTRACKS」1曲目にふさわしい曲調

雑誌のインタビューでMr .Childrenのメンバーに「1曲目にしたい」と言わしめたこの曲。

アルバムにおける「1曲目」は、アルバムの世界観にリスナーを没入させる役割を持ちます。映画でいえば導入部分、小説でいえばプロローグです。

この曲は前奏から、怪しいギターリフ(「I」を彷彿)・淡々と響くベースとバスドラム・歪むギター(「DISCOVERY」を想起)・フェードインするストリングスで一気にリスナーの耳を捉えます。

その後もBメロでのボーカルとバンドサウンドの掛け合いや、

一気に解放的になるサビのストリングスで、「この後の曲はどうなるのか!?」とリスナーにワクワク感をもたらしてくれます。

まさに映画の導入部分にピッタリと言える曲調です。

 

③世相を痛烈に批判するもとても前向きな歌詞

曲調はもちろんのこと、歌詞でもリスナーの心を離しません。

1番Aメロ・Bメロでは、今を生きる人たちの燻り、人間社会での辟易する立ち振る舞いを表現し、これでもかとリスナーの気持ちを抉ってきます。

(僕は特に社畜のため、ビシビシ刺さりました・・・)

しかしサビになると、そんなマイナスな感情をもプラスの力に変えていこうぜ!!とリスナーを鼓舞してくれます。

「こんな世の中でもやってやろうじゃないか!」

と思わせてくれる歌詞になります。

マイナスからプラスへの振り幅で僕はまんまとヤラれました。

(厳しい上司が案件こなした後に優しくしてくるあの感じ・・・とはちょっと違うかもですが笑、より前向きさを感じさせてくれます。)

 

DANCING SHOESのポイントおさらい!

①ミスチルを聴く全ての層を納得させる楽曲

②「SOUNDTRACKS」一曲目にふさわしい曲調

③世相を痛烈に批判するもとても前向きな歌詞

  

僕も明日からの出勤に備え、DANCING SHOESを聴いてメンタル調整をDo it!!

(ここからは私的歌詞解釈ですので、お暇な方はご覧ください・・・)

『息を殺して その時を待っている

いつか俺にあの眩い光が当たるその時を』

(【出典】DANCING SHOES/Mr.Children 作詞:桜井和寿)

 

自分にスポットライトが当たることを待ち望む主人公

「俺だってあいつみたいにカッコいいシュートを決められる・・・」

「私だってあの子みたいにステキな旦那さんを手に入れられる・・・」

「僕だってあの人みたいにデカい案件をバリバリこなせる・・・」

しかし

 

『でも案外 チャンスは来ないもんで

暗いトンネルの中でぼんやり遠くの光を見てる だけ』

(【出典】DANCING SHOES/Mr.Children  作詞:桜井和寿)

 

遠くの光を見てる「だけ」でただ何もない暗い現実を過ごす

「見てる」と「だけ」の間にスペースがあるのがまたニクい

(まさに自分のことを言われている・・・ビシビシ刺さります・・・)

 

『バランスとって生きるのが人の常

右肩上がれば左の肩も上げ

やっぱ両肩下げる』

『群れを離れ歩いていくのもシンドい

良くも悪くも注目浴びれば

その分だけ叩かれる』

(【出典】DANCING SHOES/Mr.Children  作詞:桜井和寿)

 

集団で生活する人がほとんどの中で、

学校や職場等での様々な人間関係、個人の能力や成績・企業の業績・株価 etc・・・

否応にもバランスを取らなければならない

かといって集団を離れたとしても、スポットライトが当たれば批判・非難・誹謗中傷 etc・・・

SNS全盛のこの時代ではなおさら

 

『後退りしたり

地団駄踏んだり

なに!?このくだり?

We were born to be free』

(【出典】DANCING SHOES/Mr.Children  作詞:桜井和寿)

 

前進せず暗いトンネルの中で停滞、後退・・・

自分で自分にツッコミを入れてしまう

みんな自由に生まれたはずなのに・・・

(僕も長時間の会議中や、友人とのひたすらの愚痴り飲み会中に、

あれ?何だこのくだり?とふと自問自答してしまう時があります笑)

 

『Hey girls, come on

Let you wear the dancing shoes.

その両手に繋がれた鎖

タンバリン代わりにして

踊れるか?

転んだってまだステップを踏め!

無様な位がちょうど良い

さぁ Do it, do it, do it, do it!!』

(【出典】DANCING SHOES/Mr.Children  作詞:桜井和寿)

 

まずは世の女史に問いかける。

その手に繋がれた鎖(しがらみ?コンプレックス?不平不満?自由を奪うあらゆるマイナスなもの)

をいっそのこと自分が舞台に上がるための道具にしてやろう!と。

無様でも転んでも舞台に上がって踊り続けることが大事だ!と。

 

『流行り廃りがあると百も承知で

そう あえて俺のやり方でいくんだって自分をけしかける』

『四半世紀やってりゃ色々ある

あちらを立てれば こちらは濡れずで破綻をきたしそうです』

(【出典】DANCING SHOES/Mr.Children  作詞:桜井和寿)

 

(2番はリスナーのそれぞれの気持ちに置き換えられますが、

Mr.Childrenのこれまでの歩みを綴っているようにも見えます。)

(そして雑誌のインタビューやラジオで桜井さんが今回のアルバムのベストフレーズと語った部分、最高です。

「あちらを立てればこちらが立たず」と1番Aメロの右肩左肩にも置き換えられるし、

ちゃんとシモとしても成立している・・・流石でございます。)

 

『サルバドール・ダリ

ってちょっとグロくない?

普通じゃない感じが良い

We were born to be free』

(【出典】DANCING SHOES/Mr.Children  作詞:桜井和寿)

 

2番Aメロ歌詞「流行り廃り〜俺のやり方」を肯定させるようにも、

歌唱時に「(普通)じゃない感じが良い」と「普通」を歌わないことで、

現代のアートが普通でないものを求め過ぎる風潮を揶揄しているようにも見える。

(1番Bメロから、「ai」で見事に韻を踏んでくるところ、あちらが立って、こちらが濡れちゃいます。)

 

『Hey boys, come on

Let you wear the dancing shoes.

その両足にかせられた負荷に

抗いステップを踏め!

弾む息を大空に撒き散らして

君は思うよりカッコ良い

さぁ Do it, do it, do it, do it!!』

(【出典】DANCING SHOES/Mr.Children  作詞:桜井和寿)

 

次は世の男史へ、両足にかせられた自由を奪うものに対抗せよ!と問いかける。

暗いトンネルから大空へ、殺していた息を撒き散らす。

見てる「だけ」だった「君」=リスナーよりカッコ良いと。

 

『Hey guys, come on

Let you wear the dancing shoes.

その両手に繋がれた鎖

タンバリン代わりにして

踊れるか?

転んだってまだステップを踏め!

無様な位がちょうど良い

さぁ Do it, do it, do it, do it!!

   Do it, do it, do it, do it!!』

(【出典】DANCING SHOES/Mr.Children  作詞:桜井和寿)

 

クライマックス、全てのリスナーに問う。

踊れるか?さぁ Do it!!

ここまで言われたらやるしかない。

 

総評

こんな時代だからこそグサグサ刺さる、ハードなサウンドとは裏腹な超ポジティブ歌詞

https://www.amazon.co.jp/SOUNDTRACKS-%E9%80%9A%E5%B8%B8%E7%9B%A4-CD-32P%E3%83%96%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%AC%E3%83%83%E3%83%88-Mr-Children/dp/B08K933NB3/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&crid=31U0SP52N155A&dchild=1&keywords=soundtracks+%E3%83%9F%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%81%E3%83%AB%E3%83%89%E3%83%AC%E3%83%B3&qid=1612451341&sprefix=soundt%2Caps%2C264&sr=8-1

 

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